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ポーズの変形・バリエーションを活用して生徒の満足度を高める方法

ポーズの変形・バリエーションを活用して生徒の満足度を高める方法

こんにちは、ヨガインストラクターさんのwebブランディングを応援しているかやはらようこ(@kaya_uni)です。

ヨガインストラクターさんならヨガのレッスンにいた生徒さんに「満足して欲しい!」と思いますよね? ではあなたは今どんな工夫をしていますか?

今されている工夫の中に、「ポーズのバリエーションを活用する」という方法を取り入れてみてはいかがでしょうか? バリエーションは『変形のポーズ』とも言われ、あるポーズに対して、より簡単にまたはよりチャレンジングにポーズを変化させることを言います。 

今日はポーズのバリエーションを上手に活用して、生徒さんの満足度を高める方法についてご紹介します。

1.ひとつのポーズに対して複数のバリエーションを用意する

ヨガのポーズをおこなう時に、いくつかバリエーションを用意しておくと生徒さんが自分に合った方法を選ぶことができます。 

例えば三角のポーズを用いてご紹介します。

  • 難易度の低い、易しい三角のポーズ:下の手を床につけず、脛や膝に置くことで、簡単に行えます。
  • 難易度の高い、チャレンジングな三角のポーズ:下にある手を床につき、そこから体をひねり下にあった手を天井の方に持ち上げる=ひねった三角のポーズ

前者の難易度の低い下の手を脛や膝に置いた三角のポーズと、後者のひねった三角のポーズとでは、難易度も異なりますし効果も異なります。でもどちらが良いとかどちらが正解というわけではありません。大切なのは、その時々の生徒さんに応じたポーズを提供することです。

特に、前者の難易度の低いコースに関しては、ヨガインストラクターさんにとってはそれほど特別なことをしているわけではないかもしれません。ですが運動不足の方や身体が硬い方はとても多く、「この状態でキープしていても大丈夫ですよ」ときちんと言葉で説明してあげることで、「この状態でもポーズがとれているんだな」という安心感を与えてあげることができます。

この説明がないままにポーズをどんどん進めていてしまうと参加している生徒さんも頑張らなくては、と無理をして体を痛めてしまうこともあります。 易しいバリエーションを使う時には特に、「この状態で大丈夫ですよ」という誘導をしてあげましょう。

2.易しいバリエーションから誘導する

バリエーションを用意したときに気をつけたいことは、まずは易しいポーズから誘導することです。まず最初に易しいバリエーションの案内をして、そこから通常の完成系のポーズ、さらにチャレンジしたい方向けのポーズ、という段階を経て案内するのがオススメです。

最近ではオンラインのレッスンが増えてきましたが、特にリアルのレッスンで複数人の中でヨガを受けているときに、人目を気にしてしまう人もいます。完成形のポーズから「きつい人はこうしましょう」というインストラクションをすると、人目を気にして易しいポーズへの移行に抵抗を感じ、結局無理をさせてしまうこともあります。

無理や怪我を防ぐためにも、最初に易しいポーズを案内して、「このポーズができる方、もっと深めたい、チャレンジしたい方は、次のステップに進みましょう」と言った案内をした方が多くの生徒さんにとってスムーズに移行していくことができます。

三角のポーズであれば、まずは下の手を膝やすねに置くところから、次に手を床へ、次にひねるなどチャレンジングなポーズに挑戦していくように促します。そうすれば「簡単なポーズに移行する」というのではなく、「今のポーズをそのまま維持する」という選択肢を選ぶことができ、自分に合ったレベルで楽しみやすくなります。

3.なるべく具体的に言葉にする

バリエーションへの移行やチャレンジポーズへの誘導を行うとき、もしくはポーズを緩める時には、なるべく具体的な指示をしましょう。

「このポーズが難しいなと感じる方は、◯◯しましょう」

これでは生徒さんは動けません。自分が難しいと感じているのか、まだ頑張って良いものなのかがわからない生徒さんも多いからです。特に初心者の方だと、どこまで動いたら良いかわからないことも多いでしょう。

では、どう言えば良いのか?

「首のあたりが詰まっていると感じる方、痛いなと感じる方は◯◯しましょう」
「腰のあたりに違和感がある方はポーズを緩めましょう」

このように、具体的に体のどの部分がどう感じると、これ以上進まない方が良いのかという説明が大切です。「首」や「腰」のように具体的な部位を伝えることで、生徒さんも意識をその箇所に向けて確認することができます。

これは「難しいなと感じる場合には」といったざっくりとしたインストラクションではできないことです。

また、もっとポーズを深めたいというときにも、「もう少しポーズを深めたい方は」と言うよりも、「もう少しひねりを深めたい方は」「もう少し足に負荷をかけたい方」といったように具体的に説明しましょう。

そうすることで、チャレンジポーズを行うことでどういった効果が得られるのかが生徒さんに伝わります。的確な情報を渡して生徒さん自身に選んでもらうことで、生徒さんはより自分にあったポーズをとることが可能になります。

まとめ:バリエーションを上手に使えるとレッスンの質が上がる

生徒さんの満足度を上げる方法はたくさんありますが、今日はバリエーションを上手に使う方法をご紹介しました。

バリエーションの導き方、インストラクションや声かけ1つで、生徒さんの選択肢が変わります。ぜひ、普段レッスンでどんなインストラクションや声かけをしているかというのを意識してみてください。録音や録画をしてみるのも、客観的に見られるのでオススメです。

ただし、バリエーションを用意し、的確に誘導してあげることは大切ですが、あまりに情報が多すぎると考えてばかりのレッスンになり生徒さんは考えすぎて疲れてしまいます。インストラクターは、あえてしゃべらないで感じてもらう時間をとるなど、バランスを大事にしましょう。

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