シークエンスでアーサナ毎の効果をもっと引き出す
みなさまこんにちは!
ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
いつも思うんですけどアーサナって本っっ当に奥が深いですよねー!
そして練習方法によって、本来は「このアーサナはこんな効果がある」とされている効果とはまた違った効果を強く感じることもあるから不思議。
つまり、時と場合によって、アーサナが心身にもたらす影響は変化するようです。
その要因はポーズのバリエーションだったり、その前に行うアーサナだったり、繰り返すことによって変化する呼吸だったりします。
アーサナの効果別グループ分け
アーサナはそれぞれ強度も違えば体位も違うし、ターゲットマッスルも違います。なので、アーサナはテーマによって様々にグループ分けすることができます。レッスンテーマに沿ったシークエンスを組む上で、アーサナを頭の中でグループ分けして組み立てるインストラクターは多いのではないでしょうか。
例えば、効果別にグループを作ってみましょう。
- リラックス効果のあるアーサナ
- バランス感覚を養うアーサナ
- 体幹を鍛えるアーサナ
- 下半身を強化するアーサナ
- 体内循環を良くするアーサナ
etc…
細かく分けるとキリがありませんが、ざっくりこんな感じでしょうか。アーサナごとに期待できるこれらの効果は、バリエーションポーズや前後のシークエンスの組み方によってさらに深めることも、広げていくことも可能です。
動きを含むシークエンスで効果を高める
例えば登場頻度の高いハイランジ(ウッティタ・アシュワ・サンチャラナーサナと言います、うーん、なっがいw)は、リラックス効果というよりはバランス感覚を養ったり、下半身の強化が期待できるアーサナです。
例えば図のように、さらに矢状面(縦の動き)に合わせバリエーションポーズを繰り返すことで、より体幹や脚力も一層強化されます。
こういった繰り返しの動きを含んだアクティビティは、繰り返すことで呼吸も深まりやすく、体温が上がりストレッチ効果も高まっていきます。
直前のアーサナによって効果が広がる
また、どんなアーサナの後に行うかによっても効果は様々に変化します。
例えば図のハイランジはどちらもアーサナとしては同じですが、ダウンドッグの後に行うハイランジよりも、ランジのツイストから行うハイランジはより繊細なバランス感覚が必要になり、体幹も強化されます。
また、一度呼吸が整っているダウンドッグから行うハイランジは、頭が低いポジションからの立位になるので、より交感神経へのスイッチが大きく入り、心身ともに前向きな、息を吸いやすいポジションとなります。
アーサナ毎の効果をシークエンスでもっと引き出そう
アーサナそれぞれの効果を理解することはインストラクターとして基本ですし、とても大切なことです。
シークエンスの理論を理解し、効果的なシークエンスを組むスキルを身につければ、アーサナ毎の効果をさらに引き出し、広げていくことが可能になります。
この講座はこんな方にオススメです。
・シークエンスの組み方を基本から学びたい
・ティーチャートレーニングは卒業したが自分のシークエンスに自信がない
・解剖学的に呼吸を深めるシークエンスを提供したい
・アーサナと自律神経系への作用を学びたい
・生理学的に作用する深いリラクゼーションを提供をしたい
*講座日程
2021年2月シークエンス講座開催
日曜コース 2/7,14,21
水曜コース2/10,17,24
*今お申し込みすると来年開催の講座に無料で再受講が可能で理解が深まります!
*各セクション
(Zoomでのライブクラス2h、動画講義3h、オールカラーのテキスト代含む)
*3本セット
(全ての動画講義、Zoomでのライブクラス3日、修了証が発行されます)
講座の詳細、オフィシャルラインはトップのリンクからどうぞ。過去「身体の力みをとるビンヤサシークエンス講座」を受講された方の受講方法なども詳細をご覧下さい。
芸術大学卒業後、デザインの仕事に就くが、消費サイクルの短いデザイン業に疑問を感じ、30年以上のヨガ愛好者である母の影響で続けていたヨガに更に本気で向おうと決意、ヨガインストラクターに転職する。現在は3人の子育てをしながら幅広い年齢層に多様なヨガを指導。