セロトニンの分泌を促す協調運動でレッスンの満足感をUP【体幹編】
みなさまこんにちは
ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
前回の投稿で、セロトニンを促す方法について、そしてその中の「協調運動」についての記事を公開いたしました。
ヨガのレッスンでは呼吸はもちろんのこと、この協調運動を促すこともセロトニンの分泌を効果的に促し、心身への満足感を高めるためにぜひ意識していきたいポイントです。
前回は上半身の比較的小さな動きについて焦点を当ててみましたが、今回は体幹編、つまり脊柱を軸に、上半身と下半身をしっかりつなぐ意識のためのポイントをご紹介していきます。
精神にもちゃんと効いてくるレッスンのために、ぜひご参考にしてくださいね。
体を意識でつなぐために、土台を安定させるナビゲーション
心地の良いアーサナには下半身の安定感は欠かせません。
それはどんなアーサナにおいても重要です。特に立位アーサナにおいての効果的な協調運動は、上半身への方向性を下半身=土台から生み出していきます。
なので、まずは土台への意識をしっかりナビゲーションすることはとても重要です。
例えば図のようなアジャストと同等の効果が出るようなナビ、
「かかとで後ろの壁を押し出すような」
「下腹部を引き締めて」
などの誘導で下半身を意識させることは、レッスンの満足感を高めるための細部へのナビゲーションを生かす上でとても大切です。
土台が安定すれば、大きな関節から小さな関節までの意識をより体に伝えやすくなるからです。
安定した土台から伸ばす、引き上げる、捻る…
アーサナに置いて土台が安定するというのは、腹部(=丹田)が程よく引き締まり、床との接地面にバランス良く体重が乗っている状態です。
土台が安定して初めて肩の余分な力、力みを抜くことができ、上虚下実の理想的なバランスが出来上がります。
何気なく背骨を伸ばす、腕をあげる、背骨を捻る、などの動きは、こうして安定した土台を起点として意識的に感覚を繋いで行うことで、効果的な協調運動となります。
例えばトリコナーサナ。
体側を伸ばす側屈の要素が強いアーサナですが、このアーサナは脚が強く使えてこそ、背骨を伸ばすことができ、結果として鳩尾から心地よく両腕を広げる感覚を味わうことができます。
体の各部位のつながりを感じられて初めて、アーサナは完成度を増していき、効果的に心と体に恩恵をもたらすと言えます。
アーサナの順番だけでは無い、効果的なシークエンスの理論
呼吸を深めるために、体を使ってできることは何なのでしょうか。
シークエンスデザインでは吸えるポジションを吐けるポジションの交互の配置を提唱していますが、「呼吸が見えるヨガ」で学べるのはそれだけではありません。
目的は呼吸を深めることであり、その効果的な手段としてアーサナの順番や解剖学、呼吸生理学を学んでいきます。
呼吸を深め、セロトニンの分泌を促すシークエンスの理論は、ヨガのインストラクターだけでなく、ストレス社会でどんどん需要が増している各種セラピストにとっても、今後必要になってくる知識だと私は感じています。
この講座はこんな方にオススメです。
・シークエンスの組み方を基本から学びたい
・ティーチャートレーニングは卒業したが自分のシークエンスに自信がない
・解剖学的に呼吸を深めるシークエンスを提供したい
・アーサナと自律神経系への作用を学びたい
・生理学的に作用する深いリラクゼーションを提供をしたい
*講座日程
2021年2月シークエンス講座開催
日曜コース 2/7,14,21
水曜コース2/10,17,24
*今お申し込みすると来年開催の講座に無料で再受講が可能で理解が深まります!
*各セクション
(Zoomでのライブクラス2h、動画講義3h、オールカラーのテキスト代含む)
*3本セット
(全ての動画講義、Zoomでのライブクラス3日、修了証が発行されます)
講座の詳細、オフィシャルラインはトップのリンクからどうぞ。過去「身体の力みをとるビンヤサシークエンス講座」を受講された方の受講方法なども詳細をご覧下さい。
芸術大学卒業後、デザインの仕事に就くが、消費サイクルの短いデザイン業に疑問を感じ、30年以上のヨガ愛好者である母の影響で続けていたヨガに更に本気で向おうと決意、ヨガインストラクターに転職する。現在は3人の子育てをしながら幅広い年齢層に多様なヨガを指導。