工夫できていますか?肩関節の動きを導くバリエーション
みなさまこんには、ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
ヨガのアーサナの中には日常生活ではなかなか行う機会のないような形が多く出てきますよね。
例えばゴームカアーサナなどはよく行いますが、背中の後ろで手を繋ぐことは普段あまりしないでしょう。
今回は、そういったアーサナを取りやすくするためにレッスンでどのような工夫をしていけばよいかをご紹介していきます。
■肩関節に過度に負荷をかけないために
背中で手を繋ぐ動きは肩の伸展(下から後ろへ)と屈曲(前から上へ)か可動域の広さが必要なので、可動域を広げるためにタオルやベルトを使うインストラクターも多いですよね。
ですがそのやり方は負荷が強くかかりすぎ、怪我につながることもあります。
この肩の伸展と屈曲には、内外旋の動きを加えることで肩関節の安定度を増し、機能的な関節の動きと可動域を高めることができます。
■アンジャネーヤアサナのバリエーション
アンジャネーヤアサナを行う際、肩関節の動きでバリエーションを出すことで肩の可動域を広げることができます。図Aでは腕の下からの動きで肩関節の伸展と内旋(てのひらが内側から後ろへ向く)を引き出すことができます。
図Bでは、前から大きく腕を上げる肩関節の屈曲と凱旋(こちらも腕が上にある場合はてのひらが内側から回る)の組み合わせで肩を大きく可動させることができます。
これら下からと上からの動きは、アクティベーションで背中で手を繋ぐ動きを取り入れやすく肩関節を整えることができます。
●アーサナの配置に意味を持たせよう
アーサナはやみくもに配置するだけでは効果的なシークエンスは組めません。
ピークポーズに向けて、あるいは狙った効果を確かに引き出せるように理論的に配置していくことで、アーサナが深まりやすくなり、結果として深い呼吸へ導きやすくなります。
必要な知識は解剖学だけでも呼吸生理学だけでもありません。効果的なシークエンスを構築するために必要なスキルを、シークエンス講座で身につけていきましょう。
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