考えてますか?血糖値に対するヨガの可能性
みなさまこんにちは!ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。血糖値コントロールの重要性が注目を浴び出して、糖質オフの商品や糖質ダイエットなど、とても身近なものになってきて久しいですが、血糖値をコントロールすることがなぜ重要なのかご存知ですか?
■高血糖は何故太る?
食事で糖質を摂ると血糖値が上がり、膵臓から血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。実は、このインスリンには血中の糖分を脂肪に換えて体にため込む働きが。
血糖値が緩やかに上昇するのであれば問題ありませんが、急激に上昇するとインスリンは過剰に分泌され、体に脂肪をため込みやすくなってしまいます。
さらには眠くなったり、気持ちがイライラしたりするなど、精神を不安定にすることも。
イライラすれば脳はストレスを軽減するためにさらに糖を欲するという悪循環を招いてしまいます。
■糖質は摂らないほうがいい?
では、糖質は摂らないほうがいいのか、というとそれも大間違い。糖質は三大栄養素の中でも脳への栄養源として最も重要ですし、欠かすことのできないエネルギー源です。では、どの程度の糖質を取れば良いかというと、総カロリーの6割がひとつの目安となります。
■「糖化」→「老化」
エネルギーとして消費しきれなかった糖は体にたまり、タンパク質と結合して変性、それが劣化することで異常タンパク質(AGEs)が生成されます。この現象を「糖化」といいます。糖化すると、肌はツヤがなくなり、くすんだ印象に。髪や骨の老化も進行させてしまいます。
■血糖値は食べ方でもコントロールできる!
血糖値を急激に上げない方法は、簡単なことから実践できます。例えばベジファースト。「食物繊維」が多く含まれる野菜やキノコ、海藻類から先に食べることで、その後に摂取する糖質の吸収を穏やかにすることができます。
また、ゆっくりかんで食べることも大切なポイント。これはセロトニン神経の活性化にも繋がり、精神面にも好影響なので一石二鳥です!
血糖値を上げにくいおすすめの食品・栄養素
●水溶性の食物繊維
・海藻、こんにゃく、緑黄色野菜、納豆、大麦、果物、ネバネバした野菜
ただし、野菜なら何でもよいのではなく、そこに含まれる食物繊維の質にも意識したいところです。具体的にいうと、根菜や玄米に多く含まれる「不溶性食物繊維」よりも、水に溶けるとゼリー状になる「水溶性食物繊維」がオススメ。
●良質な油
青背魚の油やえごま油などの「オメガ3系」、オリーブやアボカドなどの「オメガ9系」
●お酢
●タンパク質・脂質
タンパク質や脂質も消化に時間がかかり、胃の中に長く滞留します。例えば白ごはんだけを食べるより、ごはんに卵1個を加えるだけでも血糖値は上がりにくくなります。
★食後の運動は、血糖値を効果的に下げる
以上のように、血糖値は食事が大きく影響しますが、運動することで高血糖を防ぐことができます。食後1時間以内に20分のウォーキングやヨガを行うだけでも血糖値の改善がみられます。
★ストレスは糖質過多につながる!ストレス耐性を高めるシークエンスを
ヨガシークエンスデザインの理念をもとに組まれたセロトニンヨガのシークエンスは、精神安定ホルモンのセロトニンの分泌だけでなく、ストレスホルモンであるコルチゾールをとても高いレベルで抑制することが証明されています。ストレス耐性をつけることは、糖質への過剰な欲求を抑制し、自律神経を整え食欲を正常に保ちます。
ストレス社会に生きる我々が血糖コントロールを良好に保つために、必要とされるヨガであることは間違いありません。
★ヨガシークエンスデザイン講座2023年4月コース
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【セロトニンヨガ】セロトニン研究の第一人者有田秀穂氏(東邦大学名誉教授)が『セロトニンの分泌に効果的な身体運動を含んだヨガプログラム』として日本で初めて認証された。呼吸を深めるヨガの野村賢吾先生のさらに新しいヨガの形です。
●各講座開催スケジュールはトップページよりご確認いただけます。
・シークエンスデザイン講座各セクション
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(全ての動画講義、Zoomでのライブクラス3日、修了証が発行されます)
講座の詳細、オフィシャルラインはトップのリンクからどうぞ。過去「身体の力みをとるビンヤサシークエンス講座」を受講された方の受講方法なども詳細をご覧下さい。
芸術大学卒業後、デザインの仕事に就くが、消費サイクルの短いデザイン業に疑問を感じ、30年以上のヨガ愛好者である母の影響で続けていたヨガに更に本気で向おうと決意、ヨガインストラクターに転職する。現在は3人の子育てをしながら幅広い年齢層に多様なヨガを指導。