ぶっちゃけみんなどうしてる?自分の練習時間、練習のシークエンス
皆さまこんにちは、ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
●インストラクターの疑問
「他のインストラクターって、自分の練習にはどう取り組んでるんやろか…」
そんなことを思うことってないですか?
というか、イントラをやっているとそんなことを私はよく思います。
今回は、インストラクターとして自分の練習時間をどう確保し、どんな内容でやっていくべきか、という内容について、私的な見解を交えつつ、お伝えしていこうと思います!
●自分自身の練習はインストラクターに必須
自分自身の練習時間というのは、インストラクターに必須です。
どれだけ時間が確保できるかは、担当クラスの数や生活スタイルによりますが、どんな場合においても、指導時間は自分の練習時間にはならないと肝に命じておかないと、ものすごく薄っぺらいインストラクターに成り下がってしまいますよね。
ただし、その逆は大いにあり得ます、つまり、自分の練習は指導にも生きてくる、ということです。
そして、ヨガはアーサナではなく生きることの指針ですし、もちろん哲学や精神鍛錬あってことなのですが、そのためにもアーサナの練習は絶対的にある程度は必要です。
なぜなら、アーサナとそれによって深まる呼吸こそが、ヨガの真髄に近づく最も簡単で確実な、最初の手段だからです。
自主練の内容は2つのカテゴリーに分けられる
自分自身の練習には2つのカテゴリーに分けられます。
1つは、
1.できれば毎日行いたいベーシックな練習。
もう1つは、
2.日によって変えていきたい目的別の練習。
このうちベーシックな練習の方は、体調不良がなければ毎日少しずつでも行えるといいですよね(…と言っても中々難しいのですが、笑)。
そしてこのベーシックな練習こそが、継続することで大きな実力になり、指導力にも繋がっていくことを実感しています。
では、これらの練習それぞれに必要なことをみていきましょう。
自分の指導に、自分自身の練習を生かそう
体のパフォーマンスと呼吸の深まりをどちらも確実に実現するためには、練習のやり方にポイントがあります。
1.できれば毎日行いたいベーシックな練習。
例えば、体のパフォーマンスを保ち、向上させるためには脊柱の矢状面、前額面、水平面のすべての動きは毎日自分のベーシックな練習に取り入れる必要があります。
さらには、日々のベーシックな練習のために動きを効果的に組み合わせて、自分のためのオリジナルフローを組んでおくのもオススメの練習です!
その場合は、体力があるときは立位多めのフローにして、少し疲れている日は少し強度を落としたフロー、というように調整していくと、体の声をしっかり聞く練習にもなり、とても有意義なヨガの練習になるのではないでしょうか。
シークエンス構築能力は、提供するレッスンのためだけではなく、自分自身の練習に対してもインストラクターとして持っておきたいスキル。
膝位でできる物から立位での構成、そしてもちろんクールダウンも含めて、自身の体の声を聴きながらさっと引き出せるようにシークエンスの「節」を持っておくことは、結果として自分自身のプラクティスと提供するレッスンの両方のクオリティを高めます。
2.日によって変えていきたい目的別の練習。
これについては、強化したい箇所にしっかり効かす練習を取り入れることが絶対に必要です。
そのときチャレンジしているアーサナなど、目的別の練習の際は解剖学的な知識も必要になります。
例えばヨガではダウンドッグや前屈のアーサナなど、腸腰筋の引き込みが要るアーサナが多いですが、ヨガで心身を整えるという観点から言えば、ただやみくもに負荷をかけトレーニングすることが得策とは言えません。
まずはその感覚を目覚めさせ、しっかりその部位を使えるようになることが重要です。
解剖学的な知識があれば、効果的な練習のシークエンスを導くことができます。
例えば、腸腰筋を含む腹筋群を引き締めるナヴァサナから、腸腰筋を伸展させるセツバンダアサナ、そして合蹠の仰向けで弛緩させるといったシークエンスは、腸腰筋の感覚を目覚めさせ、意識的に使う練習にとても効果的です。
また、自分自身の体を痛めないような練習を心がける必要もあります。
例えば後屈の練習は腰への負担がかかりやすいですが、負担を残さないようなシークエンスで練習することで安全で効果的に深めていくことができます。
しっかりと目的を見据えた外さない練習は、解剖学的な知識から、そして効果的なシークエンスの理論から導くことができます。
***
シークエンスデザインの講座では、効果的な自分の練習にも、満足してもらえるレッスンの組み立てにも役立つ生理学的な呼吸の理論が理解できるよになります。
さらには狙った箇所にちゃんとアップローチする解剖学を学べるので、自分がチャレンジしているアーサナにも、レッスンで提供するピークポーズにも生かすことができます。
この講座はこんな方にオススメです。
・シークエンスの組み方を基本から学びたい
・ティーチャートレーニングは卒業したが自分のシークエンスに自信がない
・解剖学的に呼吸を深めるシークエンスを提供したい
・アーサナと自律神経系への作用を学びたい
・生理学的に作用する深いリラクゼーションを提供をしたい
*講座日程
●2021年4月シークエンス講座開催
日曜コース 4/11,18,25
水曜コース4/14,21,28
*今お申し込みすると来年開催の講座に無料で再受講が可能で理解が深まります!
*各セクション
(Zoomでのライブクラス2h、動画講義3h、オールカラーのテキスト代含む)
*3本セット
(全ての動画講義、Zoomでのライブクラス3日、修了証が発行されます)
講座の詳細、オフィシャルラインはトップのリンクからどうぞ。過去「身体の力みをとるビンヤサシークエンス講座」を受講された方の受講方法なども詳細をご覧下さい。
芸術大学卒業後、デザインの仕事に就くが、消費サイクルの短いデザイン業に疑問を感じ、30年以上のヨガ愛好者である母の影響で続けていたヨガに更に本気で向おうと決意、ヨガインストラクターに転職する。現在は3人の子育てをしながら幅広い年齢層に多様なヨガを指導。