「マネジメント」できていますか?ヨガクラスで意図的にコントロールする項目
みなさまこんにちは!
ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
シークエンスデザインやセロトニンヨガのシークエンスの考え方として、成立した小さなアーサナの並びの「節(フレーム)」を配置していく、という概念があることは今までに何度もお伝えしてきました。
大枠としては体をほぐし徐々に心拍を上げていくコンディショニング、最も心拍が上がるアクティベーション、心拍を下げていくリラクゼーション、の三つのパートに分かれており、それぞれが吸えるポジションと吐けるポジションの配置が理にかなっている成立したフレームで構成されています。
ヨガのインストラクターは決められたクラス時間の中で、効果的な身体運動を提供するために受講生をマネジメントしていく必要があります。
マネジメントには、体の狙った箇所=ターゲットマッスルに効果的にアプローチすることはもちろん、60分なり90分なりのクラス時間の中で心拍変動のアーチを理想的に作り上げることが重要です。
■心拍変動は何故重要なのか?
セロトニンヨガは運動として「安全」かつ「望ましい運動量」を提供する上ではもちろん、
心拍数の上がり方や下がり方のペース、最大値、最小値などが自律神経にどう働きかけるか生理学的に検証された中で作られたシークエンスで構成されたヨガです。
心地良い覚醒感と深いリラックスが味わえるシャバアーサナ、そして実際にセロトニンの分泌やコルチゾールが抑制されるためには、最大心拍数の80%程度の上昇が見られる運動が効果的です。
■スマートウォッチを利用して実際に測定
そこで用いているのがスマートウォッチを用いた「心拍変動」の測定です。
受講者がクラス中の心拍変動を「ワークアウト機能」機能などで測定し、
心拍変動の数値や可視化されたグラフを、セロトニンヨガとしての目標値や理想とする波形と比較することで達成度確認することができます。
■結果は数値で可視化されてフィードバック
セロトニンヨガ構成講座では、講座開催の翌月に自らがオンラインで同窓生にクラスを提供する場が設けられます。その際、受講生は心拍変動を測定し、公認講師がそれ以外のマネジメント要素を含めたフィードバックを、数値で可視化して行います。
つまり、自分のクラスが本当に効果的であったかどうかが最も分かりやすく正確な情報としてフィードバックされるのです。
今後のヨガのトレンドとしてもこのように心拍変動に着目し、またそれを読み取る能力が問われる時代がきっと近い将来やってくると考えられます。
セロトニンヨガでは、この心拍変動についての考え方、またクラスで実際にどうその理想の心拍変動を作っていくのかを学びと実践を通して習得していきます。
★シークエンスデザイン養成講座開催決定
この講座はこんな方にオススメです。
・シークエンスの組み方を基本から学びたい
・ティーチャートレーニングは卒業したが自分のシークエンスに自信がない
・解剖学的に呼吸を深めるシークエンスを提供したい
・アーサナと自律神経系への作用を学びたい
・生理学的に作用する深いリラクゼーションを提供をしたい
*講座日程
●次回シークエンス講座開催
*各セクション
★セロトニンヨガ養成講座とは
https://quiet-time.jp/serotonin-yoga-training/
呼吸を深めるシークエンスデザインのヨガメソッドから生まれたセロトニンヨガのシークエンスは、コルチゾール値の低下に非常に有益な効果があることをすでに血液検査で実証しています。
【セロトニンヨガ】セロトニン研究の第一人者有田秀穂氏(東邦大学名誉教授)が『セロトニンの分泌に効果的な身体運動を含んだヨガプログラム』として日本で初めて認証された。呼吸を深めるヨガの野村賢吾先生のさらに新しいヨガの形です。