ヨガシークエンスとは?組み方のポイントや考え方
こんにちは、ヨガインストラクターさんのwebブランディングを応援しているかやはらようこです。
ここでは、野村賢吾先生が考えているヨガの世界観やヨガに関する考え方を、代わりに言葉にするお手伝いをさせてもらいます。
まずは、「ヨガシークエンス」とはそもそも何か?良いシークエンスとはどんなものなのかといったヨガのクラスづくりに関する基本のキをご説明します。
この記事のポイント
- シークエンスとは何かを理解する
- よいシークエンスとはどんなものかを理解する
- シークエンスを組む時の基本的な流れを覚える
ヨガシークエンスとは?
ヨガシークエンスとは、簡単に言うとヨガレッスンでどの順番にポーズをおこなうかという、ポーズの組み立て方、ポーズの流れの順番のことです。
ヨガはたくさんのポーズを知っていても、難しいポーズがとれても、なんの意味もありません。知っているポーズの数は少なくても、効果的な順番で練習ができることの方が大切です。
シークエンスでレッスンの良し悪しが決まる
特にインストラクターさんにとっては、簡単なポーズでより効果的なレッスンをおこなうことが求められます。
その理由は、ヨガレッスンにくる多くの方がヨガ未経験者や初心者だからです。「これからヨガを始めよう!」と考えている方々に難しいポーズを伝えて、ヨガを嫌いにさせてしまっては悲しいですよね。
ではどうやったら、簡単なポーズでも、効果的で、かつ「ヨガって楽しい!」と感じてもらえる魅力的なレッスンができるのか?それを考えるのがヨガシークエンスを考えるということです。
ヨガシークエンスとはレシピである
ヨガシークエンスとはレシピのようなものです。
料理をする時、まずは「今日はどんなものが食べたいか」を考え、そこからメニューを決め必要な食材を集め、おいしい食材同士の組み合わせを選んで調理をしますよね。これはヨガシークエンスでも同じことが言えます。
まずは、クラス後にどんな風になっていたいか(効果)を考え、どんなメニュー(クラス)にするかを決め、そのメニューに最適な食材(ヨガのポーズ)を組み合わせていきます。
組み合わせる食材同士がケンカをしないように考え、得たい効果によって組み合わせを変えることで、その日のメニューにピッタリなレシピ(シークエンス)を完成させることができます。
よいシークエンスとはどんなもの?
では、よいシークエンスとはどのようなものなのでしょうか?
よいシークエンスはポーズの効果を高める
よいシークエンスとは、ポーズの本来の効果を発揮できるものです。
- ◯◯をストレッチする
- ◯◯を強化する
- 循環をよくする
- 呼吸の流れを整える
など、ヨガの各ポーズには様々な効果があります。ポーズを組み合わせて自然な流れの中でヨガを行うと、その効果は一段と高まります。
適当にポーズを並べるだけでは、せっかくの効果を得られないだけではなく、けがや不調につながることもあるので注意が必要です。
よいシークエンスは体の動かし方が自然
たとえば、あなたがヨガクラスに参加したとします。
あおむけのヨガポーズから始まり、次のポーズでいきなり立位のポーズ、次はうつぶせのポーズ、そしてまた立位のポーズ…というように立ったり寝転がったりしていたは、無駄な動きが多くヨガに集中するどころか疲れてしまいますよね。
あおむけのポーズからゆっくり起き上がって座った姿勢のポーズ。そこから徐々に立ち上がって立位のポーズというように、流れるようにポーズを組み合わせることで、動きに無駄のないよいシークエンスとなります。
ヨガのシークエンスを考える時の流れ
シークエンスがヨガにおいてどれだけ大切か、お分かりいただけましたでしょうか。では実際に、シークエンスを組み立てるときはどうすればよいのか、さっそくヨガシークエンスを組み立てるときの流れを考えてみましょう。
あなたがヨガインストラクターとして1時間のクラスをおこなうと想定して、ヨガシークエンスの組み立て方を考えてみてください。
シークエンス作り1:クラスのテーマ、目的を決める
まずはクラスのテーマと目的を明確にしましょう。
- リラックスヨガ
- ダイエットヨガ
- 朝ヨガ
- 夜ヨガ
ヨガとひとことで言ってもテーマはさまざま。目的やタイミングによって、まったく異なるシークエンスが求められます。
「テーマ」という一本筋を決めないままシークエンスを組み立ててしまうと、統一感もなく、軸がばらけた満足度の非常に低いクラスになってしまいます。
そうならないためにも、まずは「いつ、だれに向けた、何のためのヨガか」が明確になったテーマを決めることが大切です。今回は、「一日の仕事終わりに、30代の女性に、疲労回復のためのリラックスヨガ」というクラスのテーマを掲げたとしましょう。
シークエンス作り2:クラス全体の流れの基本に沿う
テーマが決まったらクラス全体を通してのシークエンスの流れの基本を押さえましょう。
シークエンスの流れの基本は、
- 軽めのポーズから
- 強めのポーズ
- クールダウンからシャヴァアサナへ
もしレッスン開始の、体がまだほぐれていない状態で無理なポーズをとろうとすると、十分なポージングができないだけでなく、ポーズに集中して一番大切な呼吸がおろそかになってしまいます。体がこわばっているのでケガの危険性も出てきます。
筋肉や関節を十分にほぐし、体も温まっている状態でピークポーズ(動きの頂点)に持っていく。そして最後は忘れずにクールダウンをおこなう。この一連の基本の流れを意識してシークエンスを考えましょう。
シークエンス作り3:全体のバランスを考えて組む
基本の流れを理解したら、クラス全体のバランスも意識しましょう。特に意識したいのは時間配分です。
今回のリラックスヨガの場合、リラックスしてほしいからといって軽めのポーズばかりおこなっていては、面白みのない単調なクラスになってしまいます。わざわざ時間を割いてレッスンを受けてもらうのであれば、「この先生から受けてよかった」と思ってもらうための工夫が必要です。
自然な流れを重視しながらも、どこにどんなスパイスを入れるのか、ウォーミングアップ~ピークポーズ~クールダウンまでの時間配分どんな風に組むのかを、対象の生徒さんやテーマによって柔軟に変えていきましょう。
ヨガシークエンスの組み方をマスターしよう!
冒頭でも述べましたが、シークエンスはヨガレッスンの良し悪しを決める重要な要素の1つです。
シークエンスの組み方次第で、ヨガの効果は左右されます。ヨガインストラクターとして活動するなら、ヨガの効果を十分に感じてもらえるレッスンをしたいですよね。
よいシークエンスとは、自分の好きなポーズで組むのではなく、あくまで生徒さん目線で組まれたシークエンスです。そのクラスに参加する生徒さんの目的に合ったシークエンスを組めるように、シークエンスの組み方をマスターしていきましょう!
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UNIBRAND主宰
個人事業主さんや中小企業のWEBマーケター。国家資格:中小企業診断士取得中
2010年にRYT200を取得しヨガインストラクターとして活動した後、ヨガ業界の裏方に。
国内外の著名なヨガ講師200人以上をブランディングし、ヨガスタジオの立ち上げやウェブメディアの制作に携わるほか、日本最大級のヨガメディアの編集長として働いた後2019年に独立。
現在は、ヨガ講師を中心に個人事業主や中小企業のWEBマーケティングを担当し、売上げアップに貢献している。
webサイト→https://unibrand.jp