なぜ心拍変動が重要?呼吸を深めホルモンを全身に巡らせるカギ
皆さまこんにちは、ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
今、何かにチャレンジしていますか?
精神的に安定していれば楽しさを素直に感じることができるし、前向きに何かにチャレンジしていくことができますよね。
反対に、ストレスフルな状況にある時は精神的にも余裕がなく、不安感を感じやすくなるため何かに挑戦することが難しくなります。
こういった感情を左右するのは、3大脳内ホルモンといわれる「セロトニン」、「ノルアドレナリン」、そして「ドーパミン」の作用によります。
①「セロトニン」は不安感を抑え、楽観性を増す脳内物質であり、精神を安定させる物質です。
②「ノルアドレナリン」は興奮や覚醒をつかさどる物質で、これが多いと活動的になりますが、ストレスに対しても反応します。例えば、危険を感じた時の反応として、ノルアドレナリンが分泌されます。
③「ドーパミン」は新規探索志向、つまり好奇心の源といわれる物質です。チャレンジ精神にはこのドーパミンの作用も欠かせません。
■不安に直結するセロトニン不足
このうち「不安」に直結する物質が実は、セロトニンヨガでもお馴染みの幸せホルモン「セロトニン」なんです!
セロトニンはもうご存知の通り精神の安定に寄与するホルモンですよね。
ストレスがかかると、脳全体に突起を伸ばしている神経から「ノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)」や「ドーパミン(喜び、快楽など)」などの神経伝達物質が放出されますが、それらをコントロールし、精神を安定させる働きがセロトニンにあります。
セロトニンは、神経終末(前シナプス)から放出され、後シナプスの受容体に結合し、情報伝達を行います。
3大脳内ホルモンの中でのセロトニンの主な役割は、
・ノルアドレナリン(ストレス物質)の作用を抑えて不安を鎮めること
・ドーパミン(快楽物質)の作用を抑えて満足感を与えること
にあります。
チャレンジ精神へのエンジンにはドーパミンももちろん必要ですが、セロトニンがしっかり作用することでドーパミンの暴走を抑え、クールな覚醒状態(=cool awakening)で冷静に判断しながら物事に前向きに取り組むことができるんです。
これは、成功体験を積み上げていく上で最も理想的な精神状態であり、成功率も高くなることが判明しています。
■セロトニン分泌のカギは適度な負荷にあり!
セロトニンの分泌を促すことはドーパミンとノルアドレナリンのバランスを取り、冷静な判断力を保ちつつ物事に前向きに挑戦できる精神へと整えてくれます。
これは舞い上がった興奮状態でもなく、焦燥感から生まれる落ち着きの無さでもなく、その人のパフォーマンスを最も引き出せるベストな精神状態です。
セロトニンヨガのシークエンスは、ストレスホルモンを抑制し、セロトニンの分泌を促すことがこれまでの検証結果から立証されています。
その秘訣には、体への適度な負荷にありました。
■心拍変動を重要視する理由
○ヤーキーズドットソンの法則
ヤーキーズ・ドットソンの法則とは、高すぎず低すぎない適度な緊張状態(ストレス)の時、人は最適なパフォーマンスを発揮できるとする法則です。緊張すると脳内にアドレナリンが分泌して集中力がアップします。しかし、緊張感が高くなりすぎると、プレッシャーが強すぎて集中力は低下します。つまり、
★適度な緊張感があるときに最大のパフォーマンスを発揮することができるのです。
セロトニンヨガのオリジナルの太陽礼拝Bだけを見ても、汎用性の高い基本的なアーサナの配置だけで、それなりの強度があり、そして呼吸が効果的に深まるように組まれているのが分かります。
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