どう選ぶ?シークエンスを正確に伝えるヨガウェア
皆さまこんにちは、ヨガインストラクターのよがくらげ雅子です。
シークエンス構築力はもちろんのこと、インストラクターに必要なスキルや心がけは色々ありますが、今日は身近なアイテムである「ヨガウェア」に焦点を当ててみましょう!
ヨガブームと共にヨガウェアのブランドも種類もここ10年以内でかなり選択肢が増えたように思いますが、皆様はどんな風にウェアを選んでいますか?
インストラクターにとって、アーサナを正確に伝えたり、クラスの雰囲気を作る上でも実は重要なヨガウェアは、レッスンを受講する側にとってもモチベーションを上げてくれますし、継続する上での楽しみにもなりますよね。
ですがインストラクターとしてレッスンを提供する立場では、クラスの内容によっては、ウェアの選び方次第で伝わりにくくなってしまうこともあります。
というわけで、レッスンの種類別、ヨガウェアの選び方を考えてみましょう!
リラックス系のクラスに適したヨガウェア
リラックス系のクラスであれば、受講者は圧迫感のないゆったりとしたウェアを着用している場合が多いように思います。
特に陰ヨガやリストラクティヴヨガの場合は、締め付けがないウェアの方がリラックスしやすいですよね。
運動量がかなり少ないクラスであればインストラクターもゆったりしたウェアで問題ないですが、少しでもアーサナをとる場合は、ある程度、体のラインがわかりやすいものの方が良いかもしれません。
特に、三次元で体の状態を確認しにくいオンラインヨガではなおのこと、あまりにゆとりの多いウェアはお勧めできません。
かといって、リラックス系のクラスで、色鮮やかでハードなアクティヴ系のウェアだと受講生にクラスの雰囲気が伝わらないので、例えばレギンスであっても天然素材でオーガニックなイメージがわくものなどが好ましいように思います。
それなりに運動量のあるクラスに適したヨガウェア
それなりに動く、中程度以上のクラスの場合は、やはり体のラインがしっかりわかるものが良いでしょう。もしオンラインであれば、背景の色と同化しない色を選ぶのも大切です。
ゆとりのあるウェアを選ぶ場合であっても、
・肩周りの状態がわかりやすいこと(袖は無い方がベター)
・膝のポジションが見やすいこと
・背骨の状態がはっきりわかること(特にウエスト周りがフィットしていること)
以上は最低限、押さえた方が良いポイントだと思います!
男性の場合はぴったりフィットしたウェアは抵抗がある方が多いですが、例えばレギンスにハーフパンツなど、膝が伸びているのか曲がっているのかがわかりやすいウェアの方が、受講生にアライメントが伝わりやすいです。
インストラクターにとっても受講生にとっても「動きやすいこと」というのは重要な条件の1つですが、上に挙げたポイントは動きやすさにもつながります。
特にお腹周りがダボついていて背骨が伸びているのか丸くなっているのか、股関節から捻っているのかウェストから捻っているのか、などのアーサナをとる上で重要なポイントがわかりにくいウェアは、例え運動量の少ないクラスでも避けたいところですね。
運動量の多いクラスに適したヨガウェア
運動量が多いクラスの場合は体のラインがはっきりわかるものがベストです。女性であればレギンスにタンクトップ、男性でもそれなりにフィットしたタンクトップとハーフパンツなど、受講生にも躍動感が伝わるようなウェアであると雰囲気作りにも役立ちます。
最近ではぴったりフィットしたシルエットでありつつも、露出の少ないウェアも良いデザインのものがたくさん出ていますので、肌を見せることに抵抗がある場合も、着れそうなウェアを探してみてはいかがでしょうか。
アライメントを正しく伝えられるウェアを選ぼう
どんな強度のクラスであっても、アライメントのポイントを伝えることはインストラクターとしての大きな使命です。
アーサナのアライメントが正しく伝わってこそ、呼吸を深めるシークエンスの理論が生きてきます。
まずは理論に基づいたシークエンスでヨガの気持ち良さをしっかりと提供し、その上で、クラスの雰囲気作りや憧れの存在になれるようなウェアを、楽しくチョイスしていきたいですね。
この講座はこんな方にオススメです。
・シークエンスの組み方を基本から学びたい
・ティーチャートレーニングは卒業したが自分のシークエンスに自信がない
・解剖学的に呼吸を深めるシークエンスを提供したい
・アーサナと自律神経系への作用を学びたい
・生理学的に作用する深いリラクゼーションを提供をしたい
*講座日程
●2021年2月シークエンス講座開催中
日曜コース2/7,14,21
水曜コース2/10,17,24
●2021年4月シークエンス講座開催
日曜コース 4/11,18,25
水曜コース4/14,21,28
*今お申し込みすると来年開催の講座に無料で再受講が可能で理解が深まります!
*各セクション
(Zoomでのライブクラス2h、動画講義3h、オールカラーのテキスト代含む)
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(全ての動画講義、Zoomでのライブクラス3日、修了証が発行されます)
講座の詳細、オフィシャルラインはトップのリンクからどうぞ。過去「身体の力みをとるビンヤサシークエンス講座」を受講された方の受講方法なども詳細をご覧下さい。
芸術大学卒業後、デザインの仕事に就くが、消費サイクルの短いデザイン業に疑問を感じ、30年以上のヨガ愛好者である母の影響で続けていたヨガに更に本気で向おうと決意、ヨガインストラクターに転職する。現在は3人の子育てをしながら幅広い年齢層に多様なヨガを指導。